治療の後も大切にしたいこと

新しい場所での診療が始まってから、あっという間に1か月が経ちました。

この間、スタッフと院内ミーティングを行い、患者さんとの関わりについて振り返りをしました。

今回のミーティングの中で話題になったのは、治療が終わった後のメンテナンスについてです。

「○○さんはその後、メンテナンスに来ていないけれど、どうしているか心配だね…」というスタッフの言葉から、治療後の患者さんとの関わりをどう深めていくかを改めて考える機会となりました。

歯の治療は「治して終わり」ではありません。

良い状態を維持していくこと、また、気になるところを経過観察しながら必要なときに早めに対応していくことがとても大切です。

そのためには、治療の過程を一緒に振り返り、今後のリスクや注意点を共有しておくことが欠かせません。人によってお口の中のリスクや注意すべき点は異なりますので、それを知っておくことは患者さんにとっても大切だと考えます。

こうした取り組みは、私たちスタッフだけで完結するものではなく、患者さんのご協力があってこそ成り立ちます。

「せっかく治療して良い状態になった歯を、この先も長く守っていきたい」――その思いを私たちと一緒に持っていただけるように、これからも丁寧にお伝えしていきたいと思います。