かがみ歯科医院
高輪台駅1分
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休診:木曜・日曜・祝日
皆様、こんにちは!
歯科衛生士の市川です
前回は、
『キシリトールのムシ歯予防効果① キシリトールとは何か?』
お伝えしました。
キシリトールの特徴は、砂糖と同程度の甘みがありますが、バイ菌による分解で酸は一切産生されません。
更に、ムシ歯の原因菌となるミュータンス菌に対し抑制効果が非常に高いです。
ですが、キシリトールのムシ歯予防効果を最大限に引き出す為には、製品の選び方、摂取量、タイミングがとても重要になります。
今回は
『キシリトールのムシ歯予防効果② キシリトール製品の選び方』
お伝えします。
キシリトール製品は
100%配合の物を選んで下さい!!
数ある甘味料の中でも、キシリトールだけがムシ歯の原因菌であるミュータンス菌による分解で酸を産生させません。
お口の中に糖分が入りますと、ムシ歯の原因菌であるミュータンス菌による分解で酸を産生してムシ歯のリスクが上がります。
なので、少しでもキシリトールが入っていればムシ歯予防になる、というわけではないのです。
例えば、甘味料としてキシリトールが95%含まれていても、残りの5%に他の甘味料が使われていたら、それはムシ歯の原因となってしまいます。
キシリトール以外の甘味料が入っている場合は、「甘味料(キシリトール、◯◯)」などのように、◯◯の所に他の甘味料の成分の表記があります。
キシリトール100%であれば「甘味料としてキシリトール100%使用」などと表記してあります。
キシリトールを摂取してムシ歯予防効果を確実に得る為には、キシリトール100%の製品がお勧めです。
キシリトール製品を選ぶ
年齢別のポイント!!
キシリトール製品は、ガム、タブレット(錠菓)、飴、グミ、チョコレートなど沢山の商品が出ており、キシリトール製品の摂取は年齢に応じて摂取方法が工夫できます。
・幼児期(1〜6歳頃)
幼児期のキシリトール摂取は、乳歯の奥歯が生え始める2歳頃からが推奨されています。
2~3歳頃はまだ噛む力が弱くガムを噛み続けたり吐き出したりすることが難しかったり、ガムを誤って飲み込んだ時に喉に詰まるリスクがある為、舐めて溶けるタブレット(錠菓)のキシリトール製品がお勧めです。
幼児用のキシリトールタブレットの多くは、万が一喉につかえても呼吸が出来るように真ん中に空洞のあるドーナッツ型や、上部に空洞のあるU字型など形が工夫されている商品になっています。
・学童期(6〜13歳頃)
学童期は、噛む刺激が顎の成長に繋がりますので、キシリトールガムがお勧めです。
よく噛む→顎が発達→歯が並ぶスペースが出来る
噛まない→顎が小さいまま→永久歯が並びきらない→歯並びがガタガタになる
このように、ガムを噛む事で顎の骨に刺激が与えられ、顎の骨の発育を促進することができます。
顔の骨は6歳頃までに頭と中顔面を中心に約80%が成長し、下顎の部分は10歳頃から女子は14歳頃、男子は17歳頃の間に急激に成長します。
なので、この時期にガムを利用して骨に発育刺激を与える事により、乳歯よりも大きな永久歯が生えてくるスペースを作り、ガタガタの歯並びにならないように歯の生え変わりの時期の土台作りをキシリトールガムは手助けしてくれます。
キシリトールガムは、ムシ歯予防だけではなく、顎の発育サポートにとても効果的です。
・青年期〜成人期〜老年期
勉強や仕事疲れの際に集中力を高める為にガムを噛まれる方、運転中の眠気覚ましにガムを噛まれる方などいらっしゃると思います。
ガムを噛むのであれば、ムシ歯予防もサポートしてくれる強い味方であるキシリトールガムを噛む事をお勧めします。
ガムに関しては、歯が溶けにくくなる成分であるカルシウム成分のCPP-ACP配合のガムや、歯にカルシウムを補給する成分であるPOs-Ca配合のガムなど、キシリトールとの相乗効果を得られる商品もあります。
タブレット(錠菓)に比べ、ガムは噛むことによる唾液分泌が期待でき、更に再石灰化を促進しますので、唾液が出なくなってきている方にもお勧めです。
また、妊娠中のお母様がキシリトールを摂取することで、母子感染の予防につながるという研究データもあります。
生まれたての赤ちゃんのお口の中は無菌ですが、食事の際に母子で同じスプーンやお箸を使ったり、スキンシップなどにより、唾液を介して母子伝播する事で菌感染が起こります。
お母様が妊娠中からキシリトールを摂取する事で、お口の中のムシ歯の原因菌であるミュータンス菌を減少させ、お母様のお口の中の環境を整えることが生まれて来るお子様のムシ歯予防の第1歩となります。
生まれて来るお子様のムシ歯予防の一環として、お母様を始めご家族皆様のキシリトール摂取もお勧めです。
まとめ
キシリトール製品は100%配合の物を選んで下さい!!
キシリトールは、単なる甘味料ではなく、ムシ歯予防の一助として科学的にも効果が認められている素晴らしい成分です。
ですが、キシリトールだけでムシ歯を完全に防げるわけではありません。
キシリトールは、バイ菌の力が弱まる事により歯垢(プラーク)が剥がれやすくなってブラッシング効果を上げたり、フッ素と一緒に使う事により相乗効果でより歯を硬くするなど、普段のムシ歯予防に加える事で大きな効果を発揮します。
ムシ歯予防をしっかりサポートしてくれる強い味方『キシリトール100%』を毎日の習慣にプラスしてみてはいかがでしょうか?
キシリトールのムシ歯予防効果を最大限に引き出す為には、製品の選び方、摂取量、タイミングがとても重要になります。
次回は、
『キシリトールのムシ歯予防効果③ キシリトールの摂取量』
お伝えしたいと思います!!
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